FP&A導入事例 リクルート (旬刊経理情報2024年3月1日号)
日本企業のFP&A導入事例の第3弾です。(株)リクルートの事業統括室室長の三木久生さんは、経営企画職を入社以来ずっとされていて、2021年からはFP&A組織を束ねていらっしゃいます。記事をこちらからお読みいただけます。
00c0fb131133213c3be317a927b57d7c-1FP&A組織を立ち上げるにあたって、経理部の方、経営企画部門の方、事業管理の方などみなさんが協力することになります。経理の方は事業を理解する必要がありますし、経営企画・事業管理の方々は会計・ファイナンスを勉強する必要があります。FP&Aは事業を理解する会計・ファイナンスのプロフェッショナルなのです。さらに、事業に貢献したいというマインドセットも必要。
長年経営企画職をされている三木さんは経営管理のプロです。自分の部下はもちろん、部下でなくても、事業部門・子会社で予算管理等をしている人たちに目を配り、事業計画と進捗を深く理解し、自分の判断を交えて予測ができます。全社の経営管理を束ねる人は、下から上がってくる数字を足し算するだけではなく、自分の判断も踏まえて、会社としてどうすべきか、社外にどう伝えるべきかを決める必要がありますよね。それはCFOやFP&Aの重要な仕事です。それをどのように行っているのか、とても興味深い話です。
(株)リクルートのFP&Aの方々は、リクルート・ホールディングズのFP&A職や、事業部門の事業推進職を兼務しながら、上手に事業理解や情報収集を行い、FP&Aとしてインサイトを持って事業に貢献することができています。”兼務”というのは、日本企業の”あいまいさ”ではありますが、日本企業でFP&Aがうまく機能する秘訣なのかもしれませんね。
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