FP&Aキャリア相談⑳今の仕事がFP&Aかどうか確認したうえで、今後のキャリアを考えたい

新卒で就職した企業では法人営業を経験、そのあと転職して現職では製造業の海外子会社管理の仕事をされている29歳の方。今の業務を楽しんでいる。これがFP&Aと言えるのか確認したいとのこと。そのうえで、FP&Aキャリアを進むのかを考えたい。

現在の海外子会社の管理の仕事では、業績管理・投資案件などの重要事項の対応をされているとのこと。充実はしているが、業務が多岐に渡り、自分の専門分野は何かという問いに答えられないことを課題に感じるのとこと。

そもそも、日本企業ですから、若手社員を一定の専門分野で専門職として育てることは考えていないでしょう。事業管理という仕事は、FP&A的業務を含んではいますが同意義ではありません。日本企業では、事業を管理・推進するためには何でも担当するという意味合いでしょう。その中には予算管理と実績集計の業務が含まれますが、それ以外にも様々な業務が含まれるでしょう。FP&A的業務をするにしても、特に会計・ファイナンスの知識・スキルを求められることはないのではないでしょうか。

ここで、この方がFP&A的業務を楽しいと感じるのであれば、是非、本来のFP&Aを学び、自分の業務の質を深めていってほしいものですが。例えば、現在は子会社の売上や利益の予測の集計をしているだけであれば、「どうやったら子会社に目標を達成してもらえるか」「どうやったら、海外事業全体を伸ばすことができるのか」「どうやったら本社が海外事業の理解を深めることができるのか」など、考えて実施してみてはいかがでしょうか。FP&Aを学んでいただければ、それらを実行することができるようになります。

例えば買収してきた海外子会社には普通にCFOやFP&Aがいるそうです。その方々にどのように経営管理や財務分析をしているのか、聞いて真似してみるのもよいと思います。社内で学べることがたくさんあるはずです。

そして、是非今勤めている企業で、上司や本社の方々にFP&Aについて広め、FP&A組織を作る、機能を高める、人材育成をするなどを進めていただければ、是非ご支援させていただきたいです。

この方はまだ現職での日が浅く、今すぐ転職することはないでしょうが、このように、広い視野で自分のキャリアを考えていくことはいいことですね。

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