ロンドン留学

大学3年終わったところで、一年休学して、半年ロンドンに語学留学しました。急に決めたことだったので、大学に留学することはできず、ロンドンの語学学校に行くことにしました。

ロンドンのユーロセンターに4ヶ月いました。最初1ヶ月目は様子見で1ヶ月クラスに。上から2番目のクラスでした。それから3ヶ月コースに移り、一番上のクラスへ。

ホームステイしたロンドンの家族に、「大学で何を勉強しているのか」「将来何をしたいのか」などと聞かれました。「大学で英文学を勉強して、英語教師にならないのならば、オフィスクラークになるの?」確かに、自分が何になれるのかイメージがわいていなかったのです。当時は女性が会社で一生働くことが通常ではなかったのです。英語以外の何かをしよう。そう思い、ボーンマスという海辺の町で、ビジネスアドミニストレーションを学ぶことにした。そこの授業の中に、簿記がありました。初めて英語で簿記を勉強することになりました。Debit、Creditの意味が分からず、辞書で調べたら貸方、借方とあり、余計にわからなかったのを覚えています。(貸方、借方という訳をしたのは福沢諭吉先生だそうな)。

12月にロンドンに戻り、ロンドンにいた日本人の友人のホームステイ先で年末年始を過ごし、そのあと、ボーンマスで一緒だったスイス人のお家を訪問し、パリで一か月フランス語留学。これはきつかったです。試験を受けたら一番下から二つ目のクラスでしたが、授業についていけずに一番下のクラスに移してもらいました。それでも厳しいので、クラスのお友達とは英語か日本語を話して、午後はしっかりパリ観光をして、2月初めに、語学留学生活を終えました。

2月に帰国して、4月に大学に復帰しました。せっかくイギリスで簿記を勉強し始めたので、簿記3級と2級を日本語で勉強しました。ロンドンに行く前になかなか合格しなかった英検一級には帰国後に一発合格。国連英検特A級も合格しました。英語は毎日しっかり勉強したので、英語力はとても向上しました。

4月から就職活動を始め、4月にはアーサーアンダーセン(現アクセンチュア)に内定。そのあと、6月にP&Gのファイナンスに内定が出たので、それで決めました。ありがたい話です。英語と簿記が直接役に立ったわけではないですが、履歴書に、イギリスで”ビジネスアドミニストレーション”を勉強した、と書けたのは、まあよかったのだと思います。