FP&A導入事例 味の素(旬刊経理情報2024年5月10日号)

日本企業のFP&A導入事例の第5弾です。

PDFの記事は6月1日にこちらに掲載します。

味の素社は、経理部がFP&A機能を導入している好事例です。経営企画部門があり、事業部門が強く、事業部門の中に採算管理担当者がいて、なかなか経理が事業に入り込むのが難しい、典型的な日本企業です。しかし、FP&Aのことを知った経理部長の方が、経営層や事業部門を説得して、FP&Aチームを作りました。事業部門の中の採算管理担当者にも手を挙げて集まってもらい、コーポレートと事業をつないでいます。社内で公募もしているので、営業などからも優秀な人材が集まっています。
中期経営計画を廃止し、絶対金額の目標を追うことはやめ、ASVという独自の指標を設定して成長を狙いますが、そのためにも会計とファイナンスのプロであるFP&Aの役割が大きいそうです。