CFO協会のFP&Aフォーラム3日目に登壇しました(2020年8月5日)
一般社団法人日本CFO協会では、昨年から日本企業の経理財務部門と経営企画部門のみなさんに、FP&A機能を強化して業績向上に貢献していただこうという活動をしています。CFO大先輩の石橋善一郎さんが、リーダーと講師をされています。わたしはお手伝いをしています。
4-6月にFP&Aをテーマに今年の4月から実施した財務マネジメントサーベイ「業績への貢献に向けたFP&A機能(経営企画/管理会計)における現状と課題」を担当しまして、300名を超える有効回答をいただきました。FP&Aフォーラムの3日目は、日本のFP&A第一線の実務家による回答データの分析結果をご紹介し、管理会計や企業財務のアカデミックな視点も交えて今後の実務上の課題や人材育成に向けた課題課題を議論しました。
会員サイトに動画もあります。http://forum.cfo.jp/cfoforum/?p=16335/
マネージメントサーベイの結果レポートはこちらにあります。http://strat.jp/2020/07/15/survey/
私は外資系企業の日本子会社5社でCFO/FP&Aを経験しており、かなり知見があります。素晴らしい米国企業のFP&Aのしくみを日本企業にどう取り入れていったらいいか、現在はコンサルタント、アドバイザーとして模索中です。
わたしは文学部卒で、学生時代に少し簿記をやってからP&Gのファイナンス部門に入社しました。管理会計の研修なんてありませんし、何を勉強していいかもわからず、入社3年目に大原の税理士講座で法人税を勉強しようとしましたが、オンラインもなく残業続きで通えず、あえなく撃沈。会社の上司に言ってませんでしたしね。その後USCPAは会社のお金で勉強し、産休中にアメリカに受験しに行って合格しました。そこでやっと、仕事でやっていることが知識面から補充できました。
その後中小企業診断士、MBAを取りに行ったのは下の娘が中学生になってからなので、ずいぶん後の話です。
CFO協会が始めるFP&A研修を20代の時に受けることができていたら、わたしの成長スピードは大きく違ったでしょうね。なにせ、仕事しながらぼちぼち習うしかなかったので、理論的に学ぶことがまったくできなかったのです。
日本企業の経理財務部門、経営企画部門の方、FP&Aの勉強をすることをお勧めします。