管理会計担当者の コンピテンシーフレークワーク

欧米には管理会計担当者の協会がいくつかあります。 CGMAとIMAは、コンピテンシーフレームワークと言って、管理会計担当者に必要なスキルとそのレベルを規定しています。事業の業績目標達成と意思決定支援をするにあたり、なにが必要かを規定していることはよいことです。私が勤務したP&Gには15年くらい前からこれがあったと思います。Associate Directorと呼ばれる部長レベルになるには、既定のスキルをすべてAdvanced以上にすべきとなっていました。達していない場合は、異動で実際にそのスキルを担当する部署に行くなり、勉強して習得するなりします。昇進、異動、研修の必要性などが、これによって計画されていました。のちほど務めたケロッグのファイナンス部門には、P&Gから来た人が多く、それにならってコンピテンシーフレームワークが作成されました。

The CGMA Competency Framework (2019 edition)  は、2019年に新しくなりました。Technical skills, Business skills and People skillsが新しくなりました。 Leadership skills は変わらず。Digital Skills が新たに加えられました。

IMAも、IMA Management Accounting Competency Framework として、同様のフレームワークを新しくしています。こちらは、次の6つのコンピテンシーに大別しています。Strategy, Planning & Performance、Reporting & Control、Technology & Analytics、Business Acumen & Operations、Leadership、Professional Ethics & Values

どんな仕事もそうですが、知識だけではなく、”人を動かし”、”結果を出す”ソフトスキルを備える必要がありますね。

こちらにもう少し詳しくまとめました。