FP&Aキャリア相談⑱経理の派遣社員の方。これから外資系FP&Aに転職できるだろうか。

筆者は、外資系企業の日本支社でCFOやFP&A(Financial Planning &Analysis)の仕事を長年つとめたあと、今はFP&A機能を取り入れたい日本企業のアドバイザーとして活動しています。

また、FP&Aになりたいという方に対して無料でキャリア相談にのっています。そのお話を、どなたかわからない形で、筆者のホームページとnoteでご紹介しています。

こちらのご相談は、30歳男性で、今は外資系企業の経理部門に派遣社員として勤務されている方です。USCPAの勉強を始めて、FARE(会計)のパートに合格したものの、4科目合格することはなかなか難しいと感じておられます。外資系企業のFP&A職に就くことはできないだろうかということです。

いろいろ詳しいことはわからないものの、志を持ってがんばっておられると思います。また、FP&Aという職種に関心を持っていただいてありがたいです。

まずは、すでに外資系企業のファイナンス部門の現場で勤務していらっしゃるといういうことですので、そこで良い仕事をして、社員に登用されるということが重要ですね。いったん経理部に採用されて、そこからFP&A職を目指すとよいでしょう。または、派遣・契約のままでも、FP&A業務に関心があることを会社の方にお伝えするのもよいと思います。FP&Aの仕事の中にも、いきなりビジネスパートナーではなく、管理会計のレポートや分析をまとめる仕事もあるでしょうから、そこから入っていくのはいかがでしょうか。

外資系企業で勤めるためにはUSCPAを取得することは有用です。あきらめずにとってしまうのがよいでしょう。まずは面接に呼んでももらえるようになります。USCPAが取れたら、IMA(米国管理会計士協会)のCMA(米国管理会計士)の資格を取ることもお勧めです。FP&A職にさらに近い資格になります。

また、人材紹介会社に登録して、外資系企業のFP&A職に応募し続けることも重要でしょう。転職は縁ですので、資格や職歴だけが重要ではありません。また、最近では日本企業もFP&Aを始めているところが増えているので、外資に限らなくてもいいでしょう。

このようにFP&Aに関心のあるかたのキャリア相談を無料でお受けしています。筆者のホームページの問い合わせ欄からご連絡ください。
https://strat.jp/