管理会計学会全国大会で報告してきました(2020年8月28日)

今年は学会がオンライン開催になることが多い中、管理会計学会の全国大会は、8月28日から名古屋商科大学で対面で開催されたので行ってきました。

名古屋商科大学はMBA大学院が国際認証を受けていて有名です。名古屋駅から歩けるところに宮殿のような素晴らしい建物がありました。行ってよかったです。

本年度は日本CFO協会でFP&A研修等が開始されるのに伴い、企業で管理会計を担当されている皆様にアンケートを取らせていただき、それをもとに論文を書いています。この度管理会計学会で自由論題報告をさせていただいたのは、管理会計担当者の日本企業・外資系企業の違いについての研究です。役割・知識・スキルがずいぶん違います。

欧米の優良企業では、CFO配下のFP&Aが管理会計全般を担当しています。職業として確立され、持っておくべき知識・スキルがはっきりしており、どのように行動すべきかも指針がありません。

一方日本企業では、経営企画や経理財務、その他部門の企画の方々など、管理会計はさまざまな部門で担当されており、会計の専門家でなくても業務が行われています。管理会計は事業を知って事業業績の向上に情熱を注ぐ人がやるべきですが、会計の知識と経験も必要です。日本企業で管理会計を担当している方々に正しい知識・スキルを習得してもらえれば、日本企業の業績は向上すると考えて研究・発表をしております。